「りんごで日本の農業を変えたい」
この活動を通して、日本農業の最大の問題点である、買い手側が価格を決める商慣習を変えたいと考えています。
農家が自ら価格を決め、正当に売れるように。
その実現のために、りんごの流通に“革命”を起こしていきたいですね。
いまお付き合いのある農家は私より若い方が多く、後継者問題はありません。
これは、山ノ内町のりんごが高く評価されているからだと考えています。
他の地域でも農業を盛んにして、同様の循環が生まれてほしい。
それが町おこし・村おこしにつながると信じています。
※現在販売している「ふじ」は、12月までなら比較的高い確率で「蜜入り」ですが、年を越して1月になると、 「蜜は果肉に溶けて見えなくなる」と農家はいいます。
私自身、蜜入りりんごを切らずに年明けまで継続観察したことがないので割合は断言できませんが、年明けには「蜜が消えて見えなくなる」というのが、この地域の共通認識です。
おいしいりんごをおいしく食べてもらいたい
山ノ内町は、高級りんごの産地として一部の方には知られています。
1個100円ほどのりんごでも、シャキシャキでジューシー。
ナイフを入れた瞬間、「おっ、当たり」と感じるりんごがほとんどです。
通常の流通ルートでは常温で何日も置かれ、美味しいりんごも“ボケ”てしまいます。
農家（収穫）→ 農協→ 卸売市場→ スーパー
ここまでで、すでに 約3日 経過。
都市部では店頭到着後も常温・暖房環境に置かれることが多く、到着時点でのおいしさが損なわれがちです。 一部の高級果物店では冷蔵陳列もありますが、一般店では常温〜暖房下に置かれることがほとんどです。
届いたら、まず冷蔵を
購入者様から「箱を開けたら、りんごの良い香りがふわっと」というお声を多くいただきます。 それだけ香気成分が外に出やすい＝鮮度・香りが逃げやすいということでもあります。 ですので、到着後はビニール袋に入れて冷蔵庫で保管をおすすめします。
意外と知らない「おいしいりんごの食べ方」
りんごを冷やして、最初に2分割→それぞれを6等分（合計12等分・角度およそ 30度）にカットすると、香りと食感のバランスがよく感じられます。
※グラス形状がお酒の香りを引き立てるのと同じく、「香りの感じ方」にも一理ある…かもしれません、という話です（諸説あり）。
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りんごジュース販売に関するお知らせ
昨年ご好評いただいた「りんごジュースセット」ですが、今年は収穫量の関係で 単品・セット販売ともにお休みしております。次回のご案内まで、どうぞ楽しみにお待ちください。
山ノ内町というフィールド
長野県北部に位置する山ノ内町は、高級りんごの産地ですが、まだまだ知られていません。 りんご畑は標高500–700m、近くには湯田中温泉・渋温泉があります。
さらに標高を上げて850mには地獄谷野猿公苑、1500mにはスキーで有名な志賀高原。 夏は心地よいトレッキングコースも多数。各観光地とりんご畑は別々に見えて、実は自然でひとつながりです。
町全体が志賀高原ユネスコエコパークで、山側は上信越高原国立公園の風光明媚な地。 「この町の自然は何兆円出したって買えない」。町長の言葉どおり、今回のりんごをきっかけに、この町の素晴らしさを知っていただけたら嬉しいです。